ツアー参加者体験談 l HIS スタディツアー(ボランティア・インターンシップ)

たくさんの気づきをくれた中谷さん

ドイツの授業中、分からないことがあると積極的に手を挙げるのが当たり前、先生に何か個人的に聞きに行っても「なぜあなただけに教えなくてはならないの？」と言われてしまうという話を聞いて、日本の他人の目を気にして和を乱すことが本当に全体主義なのかということを考えさせられました。ドイツでは自分が少し上に立つことで下を作り優越感を得るようなかっこ悪いことはしていないなと感じました。 強制収容所の出来事は喫して他人事ではなく、その歴史が残された収容所に足を運ぶ人が多いのもただその悲劇を目撃するためでなく、関係のあることだとして捉えて学ぼうとしているのだと思います。中谷さんの解説中、遠い国の出来事でしかなかった点の一つ一つが結びつき、今そして未来へと直線になって自分の中に入っていくのがわかりました。 これからの平和とは何なのか、ということを考えるきっかけになりました。一人だけの平和か、戦争をしないことが平和なのかどれか一つの答えを見つけるのは今の私には出来ません。しかし、中谷さんがおっしゃっていたように行動から始まることが大切だと思います。 「正解を見つけることは不可能だが、自分で何がいいと思うか選択することはできる」しかしその為にはあらゆる考えや意見に触れるべきだと思います。そしてそこから平和について考えていきたいと思います。