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- 成田発着 唯一の日本人公認ガイド中谷剛氏案内アンネがいたオランダ・ポーランド歴史を学び「平和」を考えようアンネ・フランクの軌跡をたどり、アウシュヴィッツを訪ねる6日間
『無知と無関心』
2月24日からの6日間は、今までの人生で一番平和について、
また今住んでいる世界についてじっくり考えた密度の高い6日間でした。
アウシュビッツでお世話になった中谷さんの話を通して私は、無知と無関心はとんでもない惨事を引き起こしかねない恐ろしいものだと知ることができました。
オランダはアムステルダムでは、アンネ達のようなユダヤ人目線だけでなく、大戦中のオランダレジスタンス目線からも、あの戦争について考えを巡らすことができました。皆が皆、ホロコーストに同調していた訳ではなく、中にはユダヤ人を保護していたオランダ人もいたことを物語る実際の数字を博物館で見ました。その数字を見て私は、当時は許されない反逆に近いことでも、彼ら自身でホロコーストはおかしいと考え行動したことは、現代に生きる私たちが見習うべきことだと思いました。自分の考えとなる軸を持っていれば、周りに流されるのではなく、歪んだ方向へ行くことなく、周りの流れを見極めながら、行動できるからです。
ポーランドはアウシュビッツでは、社会科の教科書で何度も目にしたあの強制収容所を訪れました。敷地内には破壊された後のがれきや、基礎や煙突など建物の一部の中、かろうじて残った土色レンガ造りの建物が、そこで起こった出来事をガイドとともに伝えようと、傾きつつも建っていました。中谷さんは、ひとつひとつ丁寧に説明してくださりました。今現在私たちを取り巻く世界と結びつけながらお話してくださり、そのおかげで私がこれまでどれほど無知で無関心だったのか気づきました。
人間にはそれぞれ守るべきものがあり、それは人かもしれないし、物や名誉、生活かもしれないです。身近なものを守るため、少し遠くで起きていることに注意を払わず、知らずにいると、とんでもない間違いが起こってしまうことを気づいたツアーでした。
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