今でこそ経済発展著しいベトナムですが、諸国からの長い侵略の歴史を経て南北を分断したベトナム戦争が終結したのは1975年のことです。
戦争によって約500万の死者と数百万以上の負傷者がでた影響で、戦争が終結して国の体制が変化した後も、労働力不足による戦後復興・経済成長の遅れが続きました。

そして、今なお枯葉剤などの影響で障害を抱える子ども達、貧困により捨てられる子ども達が多くいます。

福祉や養護が十分に行き届かないベトナムでは、こうした子ども達や障害を持つ方々を支えるための福祉活動ボランティアが必要とされています。

ベトナムのプログラムで活動を行うNGO「クエ・フーン・チャリティセンター（ QUE HUONG CHARITY CENTER）」は工業団地の近くにあります。
センターでは0歳～18歳までの子どもが現在350人ほど生活をしています。
子どもになかには障害を抱える子や、捨て子としてやってきた子も。

センターを設立した「Huynh Tieu Huong」さんもまた幼い頃、孤児として自宅を持てない生活をしていました。大人になった彼女は自分と同じ境遇の子ども達のを守るべく、2001年にNGO「QUE HUONG CHARITY CENTER」を設立しました。

センターでは、子どもたちの暮らしを見学。敷地内には学校もあり、平日は授業をしている様子も見学できます。
子どもたちのお世話やお部屋の掃除など、生活の中で必要とされる養護の仕事を施設のスタッフと相談しながらお手伝いします。

特別なスキルは一切必要なし！

子どもたちにどう接したらいいのだろう？
何をしたらいいかな？
初めてのボランティアであれば不安な気持ちでいっぱいだと思います。
では、何をしたらいいのか？

時間の許す限り、たくさん遊んであげましょう！！

「子どもが好きであること」以外に特別なスキルは一切必要ありません。

子どもが350人以上いるのに対してスタッフは16人。
『孤児院の皆が家族！』
そうは言っても、甘えたい子ども達に対してスタッフの人数が絶対的に足りていません。

敷地内には幼稚園や小学校もあり、子どもたちにしっかりと教育の機会を与えようという意思が感じられる一方、スタッフの圧倒的な少なさや、子供たちの気性の粗さ、年齢にそぐわない甘え方には違和感を感じることも。

施設に来たら、たくさん遊んであげてください。
皆様との交流が子ども達の社会性を育てる一歩になります。

そして、皆様も今の自分に何ができるかを考えてみましょう。
様々な背景をもつ子ども達との交流を通し、私たちも学べることや知ることも多くあるはずです！

また、平日は学校へ行っている子ども多くいるため、週末の方が子どもたちが施設にいます。
交流できる人数に変動がございますが、予めご了承ください。また、午後は学校に行く子どもが多く施設内にいる子どもの数が減ることがあります。