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ツアーの感想

ツアーの感想

私は、教員志望の学生として参加したのですが、サッカーを今も趣味の一環でしているので、「サッカーを通じて平和教育を学ぶ」というツアータイトルの副題に惹かれて参加を決めました。実際のボスニア・スタディツアーは、私が求めている以上の大きな経験を与えてくれたと思っています。それには三つの理由があります。 一つ目は、一緒に参加した参加者の方々が本当にこのツアーを楽しんでいたことです。それぞれに自分のやりたいことや、目標に向かって真摯に取り組んでいる方がこういうツアーに集ったことは、偶然ではなく、このツアーの特徴であると思います。同じツアー参加者の方々との交流、アテンドしてくださった森田太郎さんとの交流は、非常に良い経験になりました。 二つ目は、生の教育現場やプロ選手が練習中のスタジアムに入って、そこにいる人たちと交流できたこと、また、紛争を体験し、それを糧にして活動されている方の話を直に聞けたことです。百聞は一見にしかず。まさにこのツアーに参加しなければ、立ち入れない場所や、繋がることのない人々との出会いが数多くありました。 三つ目は、サラエヴォの街と歴史が非常に魅力的であったことです。サラエヴォという都市の歴史を学びながら、その都市の特殊性を知り、現代の異文化間・異人種間の不和・軋轢は人間の真理ではないことを実感できました。このツアーは、どうすれば異なる民族が共存できるのかを考えるきっかけになりました。 ボスニア・スタディツアーは、私の世界観に大きな影響を与えてくれました。「何か行動を起こしたい」と考える学生の方などは、参加すれば何か大きな視座を得て帰ってくることができると思います。今後子供の戦争博物館という新たにボスニア内戦を伝える施設が建設されるという話も聞いています。ますます魅力的なツアーになるのは間違いないでしょう。

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