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こちらの記事はエコツアーデスクのブログより2019.11.17に発信した記事です。

ブログ移行に伴い、旅ブロにて改めて紹介させて頂きます♪

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ニュージーランドのトレッキングコースの一つ、ミルフォードトラック。
山が好き、登山が好き、歩くのが好き、自然が好きという方なら一度歩いてみたいという方も多いのではないでしょうか。
ミルフォードトラックを完歩し、晴れ~曇り~雨とすべての天候を体験してきたエコ関口の写真と体験談を交えながら5日間の様子をお届けします。  

2019年11月にエコスタッフ関口がミルフォードトラックを完歩しました。8記事に分けて連載中!こちらもチェックしてみてください♪

【レポート】ミルフォードトラック~持物編~ 


【レポート】ミルフォードトラック~説明会編~

【レポート】ミルフォードトラック~1日目~  
★本記事

【レポート】ミルフォードトラック~2日目~ 


【レポート】ミルフォードトラック~3日目~ 


【レポート】ミルフォードトラック~4・5日目~


【レポート】ミルフォードトラック~気になる水回り事情~


【レポート】ニュージーランドの入国で気を付けたいこと


関連エコツアーはコチラ 憧れのミルフォードトラック 9日間

今回エコ関口が参加したのはエコツアーでもご案内しているUltimate Hikesのミルフォードトラック5日間のツアー。

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関連記事はコチラ 「世界一美しい散歩道」で有名なあのトラックを1日歩く NZレポその2

コチラの連載をすべて読んでくださっている方はお気づきかもしれませんが、
エコ関口は何よりもお酒が大好きです。ニュージーランド(航空会社、山小屋、街中等)のお酒情報も時々混ぜてますので、お酒好きなあなた、しっかりチェックしてみてください。(笑)
 

 


1、ミルフォードトラックとは?ホテルへ
2、日本のガイド付き登山ツアーとはココが違う
3、日本の山小屋とはココが違う
4、1日目、いざ出発!まずはテアナウへ
5、ミルフォードトラックのスタート地点からロッジへ
6、
自由時間~夕食~ブリーフィング~就寝


※わかりやすいよう、持ち物チェックリストに沿って書いています。
※関口のオススメポイント、ここは抑えておきたいポイント黄色くマーカーで印をつけましたっ!

1. ミルフォードトラックとは?

こちらの記事でも紹介していますが、ニュージーランドの世界遺産のひとつ
”テ・ワヒポウナム”(マオリ語でグリーンストーンの産地を指します)。

この世界遺産は、4つの国立公園=マウントスパイアリング、アオラキ/マウントクック、ウエストランド、フィヨルドランドから構成されています。
ミルフォードトラックはフィヨルドランドの中を歩き、全長はなんと約53km。

ざっくりですが、東京駅から横浜駅を往復する距離です。全長53kmの旅はテ・アナウ湖北端から始まり、いくつもの吊り橋や板張りの歩道、そして峠を越えていくものです。

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テ・アナウ湖北端からトレイルヘッドへ向かうボートの中から撮影 ミルフォードトラックは入山管理が厳格に行われており、DOCのパーミッションを取らなければ歩くことができません。DOC・・・よく聞きなれない言葉ですよね。
DOCとは「Department of Conservation(自然保護局)」の略。

簡単に言うとトレイルや自然公園の管理を行っているニュージーランド政府の組織です。
しっかりと管理されているミルフォードトラックを歩くとなると、もちろん好き勝手に歩き山小屋を使うことはできません。
個人ウォークまたはガイド付きツアー、どちらの場合もパーミッション(許可)を取った上で入山することになります。今回エコ関口は、ガイド付きのツアーに参加。
これから紹介する記事ではガイド付きにツアーに参加する場合の流れを書いていきますので、
個人で歩こうと考えている方は少し内容が異なる場合がございますのでご注意ください。

ガイド付きツアーの場合は、Ultimate Hikesという現地の催行会社のツアーに入ります。
定員は毎日50名。シーズン中(11月~4月中旬)毎日催行しています。

世界中から予約が入る人気のツアーですが、主にオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、韓国、日本からの参加者が多いようです。うち日本人は5~6%くらいとのこと。※1ガイドの肌感覚です。エコ関口が参加した日は総勢46名。年齢層は40~60代くらいの方々だったとのことです。 個人ウォークとは・・・?ガイドはついておらず、個人でパーミッションを取って(許可が下りるのは1日40名まで!)、食料と寝具を背負って歩くことになります。Ultimate Hikesとは異なる、Hutと呼ばれる簡易的な小屋に泊まります。  

2. 日本のガイド付き登山ツアーとはココが違う

読者のみなさんの中には、日本のガイド付き登山ツアー参加されたことがある方はいらっしゃいますでしょうか? 日本のガイド付き登山ツアーというと、歩いている途中や移動時にガイドから自然やその土地について解説があったり、休憩時間がしっかりあったりと、きっちり丁寧なイメージがあるかもしれません。パーティでまとまって動き、ガイドが先頭に立ち、その後ろに一列に並んで歩きますよね。そのイメージでミルフォードトラックのガイド付きツアーに参加するとカルチャーショックを受けてしまうかもしれません。 Ultimate Hikesのツアーの場合、全員で一緒に行動するということはなく、先頭と最後尾に必ずガイドが一人ずつ付き、その間を自分のペースで歩くようなイメージです。トレイルヘッドから歩きだすときに、「ここがスタート地点です!みなさんで集合写真を撮りましょう」ということはなく、各々のペースでスタートしていきます。準備体操をするなんてことももちろんありません。ガイドからのアナウンスも「ロッジに何時頃に着くように歩いてくださいね」という程度です。 エコ関口「日本のガイド付きツアーと比べて”放置されている感”があったよ~。」 放置というと語弊があるかもしれません(笑)。とはいえ、危険個所には随所ガイドが立っていたり、ガイド同士でその日の状況や参加者についての情報共有はされているため、安全管理の面ではしっかりとサポートはある印象。5日間という長丁場のツアーですので、自由度が高く少々放置されていると感じる程度が、マイペースで歩けていいのかもしれませんね。これだけ人数が多いと先頭と最後尾で最大1~2時間くらいは時間差が生まれたとのこと。参加者全員が同じタイミングで歩き始める訳ではないので、ロッジのトイレやシャワーが混み合ってストレスに感じることもほとんどありません。

3. 日本の山小屋とはココが違う

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Ultimate Hikesのツアーで使うロッジは、日本の山小屋とは全く違います。
北アルプスはじめ日本の山小屋、テント場で一晩越すことに対して抵抗はなく「どこでも寝れる~」というタイプの女子、 エコ関口「あんな森の奥に豪華すぎるロッジがあるなんて、ちょっと怖いくらい・・・」

あまりにも設備が整っていて驚いたとのこと。ロッジにはシャワールームがあり、なんとお湯まででます。
夕食はフルコースディナー。彼女には "お酒好き"には嬉しいアルコールの種類が豊富なバーもあり、寝るときは3人で2つの布団なんてことももちろんありません。

日本の山小屋を想像している方は、どんな山小屋なのか想像できない・・・と思うかもしれません。これからしっかり説明してきますよーっ!

4. 1日目、いざ出発!まずはテアナウへ

ミルフォ―ドトラック1日目、11月2日。ニュージーランドは日本で言う、春でしょうか。
日中の気温は大体27度程度。クイーンズタウンからミルフォードトラックのトレイルヘッドまでバス&ボートを使って移動、
トレイルヘッドから少し歩いて1つ目のロッジ・グレードハウスまでがこの日の行程です。

9:15  クイーンズタウン The Station(Ultimate Hikes Center)集合

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ここでは名札を配られ、ガイドから個別に挨拶があります。
名札には名前が書かれていて安全ピンでとめるタイプのもの。参加者同士、ガイドと呼び合いやすいように、自分のニックネームや呼び名を考えておくといいかもしれません♪
この日の参加者は全部で46名。オーストラリア人40名、アメリカ人3名、ニュージーランド2名、エコ関口という内訳です。
この人数に対してガイドは5名。通常は4名だそうですが、この日はシーズン初ということで1名研修のガイドがついていました。

日本人参加者がいる場合、日本人ガイドが同行する日もあるそうです。しかし確約はできず、当日にならなければわかりません。

さあ、荷物をバスに詰めていよいよ出発です。
※写真にも写っているオレンジ色の袋は、前日の説明会でひとりひとり渡されます。
この袋は出発日の朝、バスに乗る際にスタッフに預けます。預けた荷物は4日目のロッジに先回りして届くので、着替え等を入れておくことができます。

こちらの記事でも紹介しています。【レポート】ミルフォードトラック~持物編~ 

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9:45 バスにてクイーンズタウン The Stationを出発

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バスの中はwi-fiはなく、USBソケットがあります。バスの大きさや車種によってない場合もあるかもしれません。充電は事前にしておくのが無難ですね。

11:15 途中トイレ休憩~テアナウへ

休憩の後、バスの中で夕食の選択をするようボードを渡されます。メインは3種(お肉、魚、ベジタリアン)の中から選ます。
選択用紙には、英語、日本後、韓国語の表記あるので、用紙を見て決められますね!

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移動中、窓から見える景色はのどかです。お天気もよくこれぞニュージーランド!というような画ですね。

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12:15 テアナウにてビュッフェランチタイム (約1時間)

約1時間半でテアナウに到着です。テアナウではビュッフェスタイルの昼食を取ります。

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テアナウからはテアナウフェリー乗り場までさらにバス移動。バス乗車時にフェリーのチケットを渡されます。なくさないよう、注意です!!

13:50 テアナウフェリー乗り場到着

荷物を背負ってフェリー乗り場へ行きます。フェリーに乗る時間は約1時間。   
1時間とは言え、こんな景色を楽しむことができれば、飽きることなんてなさそうですね。
フェリーの中にはお手洗いがありますので安心です。  

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 5、ミルフォードトラックのスタート地点からロッジへ
 
15:00 ミルフォードトラック トレイルヘッド出発!

出発地点には看板があります。この看板の手前には、水が入ったバケツの様なものがあるので、一人ずつ足の裏を洗ってトレイルに入ります。  

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エコ関口「あのバケツの中、水がすこ~~~~ししか入ってなくてアレでソールの汚れとか取れるのかな~心配だよ~」
靴の汚れが取れるのかどうかはさておき、看板で写真を撮りたい人はとって、出発です。
この看板からロッジまでは1.6km、15分程度歩いて、ロッジ到着です。
エコ関口「晴れていてとっても気持ちのいいウォーキング日和だった~」

彼女にとってはハイキングでもトレッキングでもなく、この1.6kmはウォーキング程度だったようです。(笑)  

15:30頃 ロッジ到着

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到着するとそこはオアシス!!!水、オレンジジュース、オレンジ、クッキーなどおいてあります。
ガイドから部屋の案内があります。荷物を置いたら、ロッジ前に集合して写真撮影。

その後、5つのグループに適当に分かれ1時間30分程度のガイドウォークあります。
ミルフォードトラックや植物の説明を受けながら歩き、折り返し地点からは各自で自由に戻ります。
    

6. 自由時間~夕食~ブリーフィング~就寝

17:15頃 ロッジ到着

各々のペースで戻ってくると、ロッジの入り口付近にガイドが待っています。夕飯の時間、バーが開く時間の説明があり、その時間まで自由時間となります。

この日は【バーは17:00~、夕食は18:00~】とのこと。 ロッジの中の様子はというと・・・
まずはエコ関口が利用した相部屋・マルチシェアの部屋がこちら。
2段ベッドが2台あり4人部屋です。運よく関口は1人でこの部屋を使ったとのこと。

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マルチシェア利用の場合はトイレ・シャワールームも共同です。

【レポート】ミルフォードトラック~気になる水回り事情~ もあわせてチェック!
 

荷ほどきを終えたら、さすがの酒好き・エコ関口はビールを一杯。
ラウンジにはアジア人0ですが、ビール片手に仲間に入れるかな~と座る席を探しながらきょろきょろしていると、
オーストラリアから参加されている方々と仲良く(?!)なり、おしゃべりを楽しみました。

18:00 夕食

夕食は前菜~メイン・サラダ~デザートと豪華です。
6人掛けテーブルが人数分あり、席は自由席です。

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クイーンズタウンの街中のレストランで食べてきたと言われると信じてしまいそうなクオリティですよね。

夕食後 ラウンジにてブリーフィング

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ブリーフィングの時間では、翌日の予定やミルフォードトラックの歴史、
次の日の夕食選択、天気などの話しがあります。説明はもちろん英語ですが、
日本語で説明書きが加えられた冊子を渡せるので安心です。

一通り説明が終わった後は、初日ということで自己紹介タイムがあります。  

ガイド「チームオーストラリア~!」 オーストラリアからの参加者がぞろぞろと前に出て、
簡単に英語で自己紹介。それぞれ名前やミルフォードトラックのツアーに参加した動機、夫婦の方々は子どもがいるかどうか、等自己紹介します。

ガイド「チームアメリカ!」「チームキウイ~!(kiwi=ニュージーランド人)」 呼ばれた国の参加者が続けて自己紹介していきます。

そして最後・・・。
ガイド「チームジャパン!」
エコ関口「(゜□゜)私一人・・・ 」
このタイミングで名前の他、ニックネームもみなさんに伝えましょう。

ブリーフィングタイムはロッジに到着すると毎日あります。もちろん自己紹介は初日のみ。
そしてブリーフィング後は自由行動です。
バーは21:00まで開いているのでお酒を飲んだり、ラウンジでおしゃべりしたり、早めに寝たり、自由です。

22:00 消灯

消灯後は完全に電気が落ちます。トイレに行く際ヘッドランプやライトが必要です。
エコ関口「消灯後は外に出るのがオススメ。贅沢な満点の星空が見れるよ~。」

みなさん夜更かしはほどほどに!ということで、長い長い1日目が終了です。2日目から本格的に歩きますので早めに就寝。2日目以降のお天気はどうだったのでしょうか?つづく・・・  
     

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