6. 屋久島トレッキングで実践したい、疲れにくい歩き方

屋久島トレッキングには未経験者・初心者の方も多く参加されており、一人旅の方にも、女子旅の方にも、お子さん連れの方にもおススメしたい体験ですが、やはり体力面に不安があるという方もいらっしゃると思います。そこで今回は、屋久島トレッキングで実践したい、疲れにくい歩き方についてお教えします!

平地と山地の歩き方の違い

平地と山地の一番の違いはアップダウン。平地では横方向に進むだけですが、山地では上方向に身体を持ち上げるという動作が発生します。これを意識した歩き方をすることで、余計な体力の消費を抑えることが可能です。
普段あまり意識することはありませんが、平地では足を伸ばしてかかとから着地しています。そして、後ろ足で地面を蹴って前への推進力を付けています。かかとから着地するということは、自分の重心よりも前方に足を置く(後ろに重心をかける)ということ。運動エネルギーの面からみれば進行方向への推進力に対してブレーキをかける歩き方なので、トレッキングや山登りでは「効率の悪い歩き方」と言えます。
身体を前と上に持ち上げていくトレッキングや山登りでは、前傾姿勢が基本となります。体を前方に倒すと片足が前に出ると思いますが、このとき、重心は前足に乗った状態です。ここでさらに体を前に倒すと、自然に後ろ足が地面から離れ、重心の移動に合わせてその足が前に出ます。平地のように後ろ足で地面を蹴って進むのではなく、体重移動によって進むのが山地で疲れにくい歩き方のコツです。

山地の歩き方で意識すべき5つのポイント

上体の保ち方

前傾姿勢で進む登りでは片足に全体重が乗ります。このときに、頭の頂点から足の裏まで、重心にそって体に1本の芯を通すようなイメーシで歩くと疲れにくくなります。重い荷物を背負っている場合は、体重移動を利用して歩かないと上体が左右に振られやすくなります。上体が揺れると余計な筋力を使うことになるのでご注意を。

歩幅

早く歩こうとすると大股になりますが、大股で歩くと非常に疲れます。これは、歩幅を大きくしようとすればするほど一歩に消費するエネルギーが大きくなるから。体重移動による歩き方では必然的に歩幅は小さくなるので、トレッキングでは「小さな歩幅」が正解です。歩幅が小さくなればスピードは遅くなりますが、そのぶん体力的には余裕が出ますので、じっくり屋久島の景色を楽しめるでしょう。

膝の使い方

木の根や岩石などの障害物が多いトレッキングでは、平地よりも膝を上げて歩くようにします。膝を上げて歩くのは大変だと思うかもしれませんが、転倒して立ち上がる体力やケガなどによるリスクの回避にもつながります。やや「がに股」で歩けば、膝を使って歩いても負担を抑えられます。

足の着き方

木の根や岩石などの障害物が多いトレッキングでは、平地よりも膝を上げて歩くようにします。膝を上げて歩くのは大変だと思うかもしれませんが、転倒して立ち上がる体力やケガなどによるリスクの回避にもつながります。やや「がに股」で歩けば、膝を使って歩いても負担を抑えられます。

ペース

木の根や岩石などの障害物が多いトレッキングでは、平地よりも膝を上げて歩くようにします。膝を上げて歩くのは大変だと思うかもしれませんが、転倒して立ち上がる体力やケガなどによるリスクの回避にもつながります。やや「がに股」で歩けば、膝を使って歩いても負担を抑えられます。

トレッキングをせずに屋久島ツアーは語れない!?

自然豊かな屋久島には、春夏秋冬それぞれに違った魅力があります。その自然を最も満喫できるアクティビティがトレッキングではないでしょうか。上記のような疲れにくい歩き方を実践していただければ、体力にあまり自信がない方でもトレッキングを楽しむことができると思います。

トレッキングをせずに屋久島ツアーは語れない!・・・とまでは言いませんが(笑)、ぜひ屋久島の森を自分の足で歩いて、雄大な自然を存分に満喫してみてください。HISエコツアー企画では、皆さんの体力やレベルに合わせてさまざまなコースのトレッキングが楽しめるツアーをご用意しています。お気軽にご相談くださいね。