▼大草原の春を探しにモンゴルへ
モンゴルの遊牧民は季節にあわせ住む場所をかえています。この遊牧は財産である家畜の飼育方法のひとつであり一般的に行われています。遊牧民は季節に応じ家畜を育てるため移動して暮らす営地＝ノタクを決めます。 春は家畜の出産を迎えるため遊牧民達は雪解けの早い場所を選び、寒さをしのぐため住んでいた「冬営地」から家畜の世話がしやすく春をすごす「春営地」へ移動します。 まだまだ厳しく不安定な季節ですが、南西から暖気団が進入し気温も10℃まで上昇する日も増えてきます。 また春のモンゴルは、新しい命が誕生する季節。 可愛い子羊や子ヤギたちと沢山触れ合うことができます。 広大な大草原で遊牧民との交流を通し大自然に触れ、春の訪れを体験して下さい。

▼遊牧民との交流を通して考えよう
近年、少しでも豊かな暮らしを求めて、彼らは本望である遊牧生活をやめて首都ウランバートルへ移り住む遊牧民も増えています。皆さんがこのツアーに参加することで遊牧文化を継承することにもつながるのです。また、一見、貧粗に見える遊牧民の生活ですが、実はとても学ぶべき点がたくさんあります。移動式テント「ゲル」の生活は、移動を前提としているため所有するモノを最低限にする小消費生活が基本。そしてモノを無駄にしない循環型のエコな生活。家畜を見事なまでに解体し、血一滴も無駄にしない生命の有り難みと直面する生活。そして円形の移動式住居ゲルは家族団らんの場のでもあり、遊牧民は家族の絆をとても大切にしています。多くの遊牧民は敬虔なラマ教（チベット仏教）信者で、その生活には宗教を背景としたしきたりや習慣があります。厳しい自然だからこそ、自然と共生する知恵や人と人の絆を大切にしています。そして、一度、受け入れたら家族同然の対応してくれる寛大な心。そうした生活を体験し学ぶことは、私達自身の生活を見直すきっかけになるのではと考えています。 皆さんも、広大な草原の民として、私達と一緒に新しい家族を作ってみませんか？

★大草原の星空カフェ★
空気が澄み切った晴れた夜空には、無数に輝く星々が★★！
星空鑑賞時に暖かいコーヒー又は紅茶をご用意致します♪
モンゴルの夜空は一見の価値ありです!!
※天候により星空をご覧頂けない場合があります。予めご了承下さい。
※悪天候の場合、４日目にお飲み物をご用意致します。

☆遊牧民の住む円筒形の天幕☆
モンゴルの草原に暮らす遊牧民達はゲルと呼ばれる円筒形の家に住んでいます。ゲルは木とフェルトでできた分解・組立てが簡単な移動式の住居で、草原で暮らす遊牧民にとってはゲルが最適な住居なのです。
ハナ・・・柳の枝で作った木組みで壁の芯になります。
ヤンダン・・・煙突。ウルフ（天窓を覆う布）をかけるときは外して室内におきます。
バガナ・・・屋根を支える柱。これにぶつかるとゲルが倒れてしまうので要注意！
アダブル・・・衣装箱。家財道具の全てを中に収納。
ゾーホッ・・・鉄製のストーブ。家畜の糞や木の枝を燃料としているが、ゴミは燃やしません。
ヒブス・・・フェルトを敷いた床。

▼ツアーご利用時▲ 基本、２～４名1室の男女別相部屋にてご利用頂きます。
※上記と作りの同じゲルに宿泊するわけではございません。ツーリストキャンプによって違いがございます。
※ツーリストキャンプの施設は清潔ですが、アメニティはタオル以外はご自身でご用意するとお考えください。滞在するツーリストキャンプによってアメニティ、設備は変わります。シャワーは天候やお時間によってはお湯が出ない場合もございます。大自然の中の宿泊体験となりますので、通常のホテルステイとは違う旨をご理解いただきご参加くださいませ。