何事にも変えがたい経験
- ツアー名:
- 【1名催行】 養護・保育支援、チャイルドケアボランティア ベトナム・ホーチミン4日間 (成田・関西・中部・現地発着)
- ツアー評価:
- 時期:
- 2023年5月
- 名前:
- Mie
何事にも変えがたい経験
障がいをもつ子どもさんのお部屋でのボランティア体験
*ツアーに参加したきっかけ* 一つは、以前より国際ボランティアをしてみたいと思っており、InstagramでHISのスタディツアーの存在を知りパンフレットを3月頃取り寄せていました。5月に入りコロナ感染症が5類に引き下がることが決まり本格的にボランティアを探しました。また、行き先を迷っていましたがベトナム戦争の枯葉剤の影響で奇形出産が未だあることを知りました。奇形などの障害を持っていたり貧困や様々な理由からの孤児となる子どもを受け入れているクエフーンチャリティーセンター(孤児院)の存在を知り、私自身が現在医療福祉職として働いていますが、6月より仕事の異動先(佐賀整肢学園 こども発達医療センター)に関連したことも学べるためこれだと思ったのが決め手でした。2つめは、英語を勉強中でありコロナ禍以前にフィリピンのセブ島に短期留学していたこともあり、また海外に行きたいと思っておりました。今回、フィリピンの語学学校の先生がベトナムで働かれていたため現地で再会し、英語を通じて交流できるのも楽しみの一つでした。最後に、複数の旅行会社で検討しておりましたが、HISのスタディツアーデスクの対応が丁寧で1番安心できたのも決め手となりました。旅の前後でスタッフの方々にはよくしていただきました。ありがとうございました。
ツアーを通して特に印象に残ったことは?
戦争博物館入口
最初から上手くいくことなどないと思いますが、言葉と文化の壁があり最初は全く馴染めず、1日目はとても苦しかったです。(1日目は全日程をこなすことができず、ガイドの方にご配慮いただき夕方は戦争博物館で枯葉剤の怖さを知る機会をいただきました。)ボランティアのはじめは現地ガイドの方がベトナム語と日本語を話せる方たちだったので間に入ってもらい子どもたちと少しずつお話したり、食事のお手伝いや後片付けを手伝うことができました。またGoogle翻訳を使用し話をしたり、スマホのカメラで写真を撮るなど子どもたちからコンタクトを取ってもらえることもありました。積極的にまた主体的に自分が動こうとすることで少しずつ子どもたちが話しかけてくれることが増えたと思います。さらに1日目の途中に女の子がスマホを使い、「日本に生まれて幸せですか?」という質問をされたことがとても印象深い出来事になりました。その時2人でベンチに座り、私は少し戸惑いましたが彼女に対して正直に本心を話しました。『幸せかは正直わからないですね。今勉強をして、医療福祉の分野で仕事をしています。辛いことも多いですが、自分の好きなことができることは幸せかもしれませんね。今回も仕事で辛いことがありましたが、ここに来たら皆さんの笑顔に救われるかもしれないと思って来ました!』と答えました。彼女は私の話を真剣に聞いてくれたあとでにっこり笑顔で頷いてくれました。もう1人の近くの女の子もそうだったんだと頷きながらも子どもたちと本音で会話し、気持ちを共有することができました。その時に私自身がボランティアをすることで何か人の役に立ちたいと思っていましたが、反対に人として子どもたちの存在や笑顔に助けられていることに気づけました。ボランティアに来て良かったなと心から思えました。そして、2日目再チャレンジした際にはあっという間に時間が過ぎ、子どもたちからボディコンタクト(ハグや手を握る)を求められることもあったり、懐いてくれた子どもたちのお部屋で一緒に昼寝をして過ごしたりしながら子どもたちの優しさに助けられ、無事ボランティアを終えることができました。決して最初からボランティアはうまくいったわけではなかったですが、かえって失敗や苦しかったことも含め何事にも変えがたい経験になりました。また世界に出ると自分の日頃の悩みや辛さは小さな出来事に思え、子どもたちとの関わりを通して人との繋がりや温かさは国境・文化・言葉を超えても変わらないということを学び、子どもたちのパワーより温かいエネルギーをもらうことができたと感じ得ました。苦しいときこそ笑顔で乗り越えること、笑顔と優しさに人は辛さから救われるという気づきを与えてくれたクエフーンチャリティーセンターの子どもたちには本当に感謝しかありません。人生において貴重な経験をし、今後もこの経験と笑顔を忘れずに何事も前向きな生き方をしていきたいと思う出来事になりました。CEOよりSNSを通じて帰国後英語で温かいメッセージをいただいたり、本当に大好きになった子どもたちのことを私は忘れません。新しい職場の机にパンフレットや写真等を飾り、私の毎日の励みにしています。旅全ての行程を通しても、ドキドキしながら行った1人旅でしたが、たまたま出会った日本人やベトナム人の方に助けてもらったり、フィリピンの英語の先生と交流したりと国籍を超えてたくさん人の温かさに触れることができました。本当にありがとうございました。
次に行かれる方へのアドバイスをお聞かせ下さい
クエフーンチャリティーセンターの受付入口付近
・言葉と文化の壁にぶつかり、行ってすぐは馴染めず苦労しましたので少しでもベトナム語を知っておく方がいいかもしれません。 ・暑いため予想以上に体力を奪われてしまいますので服装や飲み物の準備はしておいた方がいいと思います。 ・子どもたちとすぐに動けるように軽装、お話しできる準備、喜ぶ寄付のものを準備しておいた方がいいと思います。私は文具をたくさん持っていきましたが予想以上に子どもたちの年齢が大きかったのでまた機会があれば違うもの(お菓子等)を寄付したいです。事前に確認するとよいかもしれません。
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