これからの季節は永田いなか浜が熱い｜屋久島ツアー満喫ジャーナル

屋久島ツアー満喫ジャーナル　屋久島ツアーの人気スポット

～これからの季節は、「永田いなか浜」が熱い～

魅力いっぱい、驚きいっぱいの屋久島ツアーを満喫していただくために、さまざまな情報をご提供していくこのコラム。今回は、これからの季節に特におススメのエリア「永田いなか浜」についてご紹介したいと思います。四季折々の楽しみ方ができる屋久島ですが、とりわけこれからの季節は屋久島ツアーのハイシーズン。トレッキングを楽しむ方も多くなりますが、屋久島の楽しみ方はそれだけではないのです。

【永田いなか浜ってどんなところ？】

屋久島の北西部に位置する永田いなか浜は、砕けた花崗岩が混じる砂浜が約1kmにわたって続くきれいな海岸です。青い海と白い高波が特徴で、日没の前には真っ赤な夕日を見ることができます。
この永田いなか浜、実は絶滅の危機に瀕しているウミガメの上陸が日本で最も多い砂浜のひとつなんです。特にアカウミガメの上陸は多く、屋久島全体で毎年数千頭が上陸するとも言われています。「手つかずの自然」が残っている屋久島の永田いなか浜は、ウミガメにとって安息の地なのかもしれませんね。

【アカウミガメの産卵について】

アカウミガメが産卵のために上陸し始めるのは、5月下旬から。そこから7月にかけて産卵の時期を迎え、最盛期には全長1m以上の大きなアカウミガメを一晩で20頭以上も見ることができます。
アカウミガメが砂浜に上がってくる主な時間帯は、午後9時過ぎから午前3時頃の間。ゆっくりと砂浜を歩きまわって産卵に適した場所を見つけたら、まずは体が入るほどの大きな穴（ボディーピット）を掘り、続けて卵を産み落とすための穴（卵室）を掘ります。そこでピンポン玉くらいの大きさの白い卵を産んだら、器用に砂をかぶせてまたゆっくりと波打ち際へと戻っていきます。卵は2ヶ月程度でふ化するので、8月から９月になれば子ガメが海に帰っていく場面に出会うことも可能です。

【HISエコツアーでは？】

HISエコツアーでは永田いなか浜で調査・保護活動行うエコツアーをご提案しています。
http://eco.his-j.com/eco/tour/TF-FKJ0002-ECG
＊上記は観察目的のツアーではございませんのでご注意ください。

産卵のシーズンには不特定多数の方がむやみに浜を歩き回ってウミガメに悪影響をおよぼすことがないよう、永田いなか浜での観察が制限されてしまいます。そこでH.I.S.エコツアーでは、通常の屋久島ツアーに参加の方が観察できるように、オプショナルツアーのナイトサファリで比較的自由にウミガメを観察していただけるよう、屋久島ツアー参加者の皆さんを島の南西に位置する栗生浜にご案内しています。

当ツアー専属の現地ガイド「green traveler（グリーントラベラー）」にはウミガメの調査保護活動に関する知識もあり、現地の方からも認められていますので、安心して観察してくださいね！

【永田いなか浜周辺のスポット】

屋久島うみがめ館
屋久島うみがめ館は、1985年の発足（2011年にNPO法人化）よりウミガメの生態調査や研究、および環境保全活動・保護活動などを行っている団体です。資料館では、ウミガメの生態や屋久島におけるウミガメの産卵情報などを詳しく学ぶことができます。小中学生のお子様連れのご家族などにおススメです。

横河渓谷
永田川を河口から川沿いに登っていったところにある、美しい清流が気持ちよい渓谷です。ゴツゴツとした巨大な花崗岩が無数に点在している合間を流れる水――。晴れた日は太陽の光を受けて水面がきらきらと輝き、天然の流れるプールにいるようで心が躍ります。リフレッシュしたい方にはもってこいの、屋久島ツアーの穴場的スポットです。

【山も海も、親も子も楽しめるツアーがあります】

「屋久島といえば山！」と思っている方は多いと思いますが、屋久島は「海」も魅力的です。マリンアクティビティを楽しむもよし、海岸でウミガメの生態系にふれるもよし。屋久島ツアーなら、大人にとっても子供にとってもきっと濃密な体験ができるはずです。今度の夏休み、「屋久島に家族で行ってみたいな」とお考えの方は、H.I.S.エコツアーにご相談ください！