”世界の屋根”と呼ばれる、遥かなるチベット高原へ

標高が3,000m以上の高原で構成されるチベットは、その地形から独自の文化を育んできました。チベット仏教は、中国やモンゴル・ネパール等で今でも人々に信仰されています。
チベット自治区の区都・ラサでは、今でも独自の文化に根差した生活を送る人々の姿を見ることができます。
それだけでなく、非常に標高が高い山々をはじめとする美しい景観もチベットのハイライトです。西寧～ラサへおよそ丸1日かけて走る青蔵鉄道の車窓からは、広大な大地や聳え立つ山脈を眺めることができます。自然と文化が織りなすこの環境こそが、チベットの一番の魅力です。

チベット自治区の区都・ラサはチベットで発祥した仏教の一派であるチベット仏教の聖地です。今でも、多くのチベット仏教の信者がラサへ巡礼しています。
ラサ市内での観光は、チベット文化を間近に感じ取ることができるスポットへご案内します。


①【世界遺産】ポタラ宮
ポタラ宮は、増築を繰り返しながら現在の形へとなりました。歴代ダライ・ラマの宮殿として知られています。宗教に関する項目を執り行う場所である「赤宮」と、チベットの政治的中心であった「白宮」に分かれており、その部屋数は1,000以上あると言われています。その内部の多くは、現在も非公開となっています。

※内部の見学について、急な階段などが多数あります。歩きやすく滑りにくい恰好で拝観ください。
※ポタラ宮の入場に当って、厳格な手荷物検査がございます。ライターやマッチ、ナイフなどは持ち込みできません。


②【世界遺産】大昭寺(ジョカン)・バルコル(八角街)
大昭寺は、2000年に世界遺産へ追加登録されました。7世紀に建てられたお寺へは、今でも五体投地を繰り返しながら巡礼する人々が絶えません。
大昭寺の周囲は、お土産物屋やカフェなどが軒を連ねており、その光景はさながらタイムスリップしたようです。

※バルコルの入場に当って、厳格な手荷物検査がございます。ライターやマッチ、ナイフなどは持ち込みできません。


③【世界遺産】ノルブリンカ
ラサ市内西部にあるノルブリンカは、ダライ・ラマの夏の離宮として使用されました。1959年のダライ・ラマ亡命後は、公園として一般に開放されています。


④セラ寺
セラ寺は、ラサ北部に位置するゲルク派の寺であり、多くの著名な僧侶を輩出した寺として知られています。日本人として初めてチベットに足を踏み入れた川口慧海が学んだのもここでした。非常に大きな砂曼荼羅の他、僧侶の修行の一環である問答を行う様子を見ることができます。

※問答は、日曜を除く日の15時から行われます。日曜日の訪問となった場合、問答の様子はご覧いただけませんので予めご了承ください。