ツアー参加者体験談 l HIS スタディツアー(ボランティア・インターンシップ)

孤児院の訪問と、地雷博物館を見学したことの二つが特に印象的だった。 孤児院では想像と違い、子ども達は明るく、逆に元気をもらえたぐらいだった。日本語を教えるという体験もさせてもらったが、これは難しくて苦戦しつつ…ほぼノリで伝えたような気が。しかし、その後みんなで遊んだりするのは楽しく、振り返ってみればよい経験になった。繰り返しになるが、子ども達がこんなに明るくて良い子たちだとは思ってもいなかった。この経験は家族や友人にぜひ伝えたいことだ。カンボジアのイメージが、ここで瞬く間に変わることになる。 もうひとつは、地雷博物館を観た場面だった。相部屋だった少年と一緒に見ていた時「おもちゃみたい」と言っていたのが心に残っている。なぜなら、地雷を埋めたりしたのは『大人に命令された少年兵』と聞いたからだ。僕は29歳で彼は13歳ということもあり、もし僕らが実際の戦争の現場にいたとしたら、僕はこの少年に「おもちゃだ」と嘘をついて戦争に加担させていたのかもしれない。そう考えると戦争の悲惨さを改めて感じた。

大学生のころに青年海外協力隊の体験談を聞いたのがきっかけ。なかなか重い腰が上がらず10年後の今、転職をしようと思っていたときに貴社のツアーを閲覧した。恥ずかしながら、海外の渡航経験がなかったので、そこも踏まえて参加させて頂いた。

一緒に参加したツアーの仲間ももちろんのこと、現地の方々が日々一生懸命、夢や目標に向かっている姿に感銘を受けた。 将来したいことがあったが、自分に言い訳をして踏み出せていないことがわかり始めた。そして曖昧だった自分の夢が明確になり、より客観的に自分を見ることが出来るようになった。現在は夢に向かって目標を設定し、意識して取り組むことができているうえで、日々の充実感も良くなったと感じる。

僕は海外渡航経験がないうえ、１人で参加したのもあって非常に不安だった。 が、実際には笑いあり、涙ありの素晴らしい旅だった。ただの観光だけではなかったので、みんなで１つのことを成し遂げた達成感もあった。ツアーのみんなとも仲良くなり、現在も連絡を取り合っているぐらいなので、１人で参加しようか悩んでいる人はもったいない。また、海外に行ったことがない人も安心して参加してほしい。添乗員の方や現地のスタッフの方のサポートも手厚かったからだ。カンボジアの良いところや直面している問題など、たくさん質問をして勉強させて頂いた。 個人的な見解になるが、ただ行って観光して終わりというのも悪くはない。しかし、実際の現地の人と触れ合ったり話したりすることで、その国の良い面も現実も見て感じ取る方が良いのではなかろうか。僕自身、これが初の海外旅行で良かったと確信している

具体的な目標と夢は公言できないが、先述したように明確になったことで前向きに進むことができるようになった。現在、猛勉強できるのはこの経験があったからに他ならない。